2026/06/27 09:42

今日は、先日ネットショップを通じていただいた温かいメッセージをきっかけに知ることができた、本当にありがたく、心に残るお客様とのエピソードをご紹介させてください。
宮古島で出会った「ずなら」
お話を伺うと、ウイスキーが大好きなカナダ人のご主人が、昨年初めて宮古島を訪れた際、地元の飲食店で「ずなら」を飲み、大変気に入ってくださったのだそうです。
そして今年、1年越しに再び宮古島を訪れ、念願の「ずなら」をご購入されたものの、残念ながらカナダへの輸送中に瓶が破損してしまい、ご主人は大変落ち込まれていたとのことでした。
そんな中、奥様が当酒造所のネットショップを見つけてくださり、また、来年春頃までに日本国内のご実家へ戻られる機会があるとのことで、日本国内のご実家への発注をいただきました。
その際のメールのやりとりで、その時のご主人のご様子や「ずなら」への想いを丁寧にご連絡くださいました。
実は、このお話には、私たちにとっても不思議な「ご縁」がありました。
台風が変えた大きな転機
しかし当時、宮古島を襲った大きな台風18号(コラ)によって、島は壊滅的な被害を受けました。
宮古島の住家の3割が全壊したといわれます。
太郎の実家も大きな被害を受けたことにより、カナダ移住への夢は大きな転機を迎えます。
太郎はその夢を断念し、沖縄本島から宮古島へ戻り、親を支えながら家業である泡盛づくりを引き継ぐことになりました。
当時の宮古島では、ウイスキーなどの洋酒が好まれ、泡盛の評価は決して高くはありませんでした。
そこで太郎は、「ウイスキーにも負けない、美味しい泡盛を作ろう」と心に決め、品質に妥協することなく、泡盛づくりに心血を注ぎました。
その積み重ねが、現在の池間酒造の泡盛づくりへと受け継がれています。
それから約60年の時を経て。
奥様によると、ご主人様は「ずなら」について、
「大切に作られた味がする」と話されていたそうです。
そして今回のメッセージのやり取りの中で、池間酒造とカナダとの意外なつながりを知った奥様からは、「何かの縁を感じました」というお言葉をいただきました。
何より嬉しかったのは、ご主人とともに事業を営まれている奥様から、私たちのものづくりや会社の在り方に、温かい共感のお言葉を寄せていただけたことでした。
今回、泡盛「ずなら」が、人と人、そして歴史や想いを繋いでくれました。
先代たちが守り抜いたこの味を、これからも大切に、心を込めてお届けしてまいります。
温かいメッセージをお寄せくださったご夫妻へ
次回ご帰国の際には、ご家族で「ずなら」を囲みながら、宮古島での思い出とともに、ゆったりとした時間をお過ごしいただけましたら幸いです。